見やすく、わかりやすく、しかも本格的!
岡本太郎の創作活動・人間性がよくわかる一冊。オールカラー。
「もっと知りたい」シリーズは、美と創造の分野で偉大な足跡を残した作家や流派などについて、
年代順にその生涯や変遷をたどりながら、作品の魅力と本質に迫ります。
岡本太郎とは何者か。
彼はどのような経験をし、何に影響を受け、どのような思いを創作に込めたのか。
その活動は多岐にわたり、交友範囲も実に広く、多面体にもたとえられるが、
本書はその全貌を紹介し、人間性の魅力に迫る。
さらに彼の思想がもっとも的確に反映されているものとして「絵画」に注目し、
エリアーデの著作やシャーマニズムなど、岡本の創造活動の基盤となった思想をひもときつつ、
それらと造形がどのように結びついているのかを探る。
【目次】
■序章 Prologue 岡本太郎とは何者か
・岡本太郎――「歓喜」へと導く者
・太郎の仕事概観
・太郎交遊図
■chapter_1 誕生〜パリ時代
・岡本家の人々
・太郎のパリ
■chapter_2 前衛芸術家としての闘い
・≪森の掟≫
・太郎と縄文
・太郎の仕事1 写真
・太郎の仕事2 空間デザイン
■chapter_3 変化し続ける才能
・1960-1966 49〜55歳
■chapter_4 万博の時代
・≪明日の神話≫
・≪太陽の塔≫
・太郎と万博
■chapter_5 大衆に愛されて
・太郎の仕事3 彫刻
・太郎のアトリエ
■終章 Epilogue 生き続ける岡本太郎
・岡本太郎に出会う
・全国のパブリック・アート
著者 | 佐々木秀憲 |
出版社 | 東京美術 |
発行年 | 2013年 |
サイズ (cm) | 25.6 × 18.2 |
ページ | 79P |
著者プロフィール | 佐々木秀憲 (ささきひでのり)
1961年佐賀県佐賀市生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了(文学修士)。オックスフォード大学アシュモレアン美術館客員研究員などを経て、川崎市岡本太郎美術館学芸担当係長。東西芸術史の人文科学的考察に関する論著多数。 |