もっと知りたい!
全カラーページ、たくさんの作品を紹介しながら 熊谷守一の魅力と本質に迫ります。
「もっと知りたい」シリーズは、美と創造の分野で偉大な足跡を残した作家や流派などについて、
年代順にその生涯や変遷をたどりながら、作品の魅力と本質に迫ります。
明治、大正、昭和という長い期間、画家として活動した熊谷守一。
「モリカズ様式」と呼ばれる、印象的な明るい色彩と単純化されたかたちで、
身近な生き物や景色を表現する方法を確立させました。
「仙人」とも評される飄々とした生き方、時代を超えたデザイン性が際立つ作品の数々。
油彩はもちろん、日本画や書にも傑作が多い守一の主要作品を楽しめる入門書。
【目次】
■第一章 絵をやりたい
■第二章 模索の日々
■第三章 モリカズ様式の確立
■特集
・青木繁という友だちがいた
・色と色とを並べると──熊谷守一の画面づくり 1
・アリがちょろちょろ動くわけ──熊谷守一の画面づくり 2
・日本画と書──厳粛感と法悦感
■コラム
・熊谷守一と仲間たち──画家と音楽家
・熊谷守一の庭──深山幽谷のような池の底
・熊谷守一の晩年の暮らし──規則正しい日課
■熊谷守一に会える主な美術館・熊谷守一を知るためのブックリスト
著者 | 池田良平・蔵屋美香 |
出版社 | 東京美術 |
発行年 | 2017年 |
サイズ (cm) | 25.7 × 18.3 (B5) |
ページ | 80P |
画家プロフィール | 熊谷守一 くまがい・もりかず
1880年、岐阜県に生まれる。東京美術学校(現東京藝術大学)西洋画科選科卒業。動植物とともに暮らし、その風貌から「仙人」と呼ばれ、生き様、作品、書などが多くの文化人を魅了した。85歳のとき文化勲章を辞退。1977年、享年97歳。 |